2007年度東海大学 情報デザイン工学部 建築デザイン学科

平成19年度 前期
構造デザイン論


授業概要:
 汎用プログラムや一貫プログラムを使いこなし,基準法や設計規準をある程度知っていさえすれば、いわゆるマニュアル通りの設計が可能な時代になっている。しかし、本来の構造デザインを目指すなら、それ以外のことをいかに多く深く知っていて、柔軟な発想と確信を以って実際に応用できるかが重要である。本講義では、この様な観点で構造デザイン周辺の様々な知識について学ぶ。
講義では以下のようなテーマを設定する予定である。
 (1) 構造設計と災害
 (2) 組積造構造
 (3) 膜やシェル構造等の軽量構造
 (4) 構造設計と最近のトピックス
 (5) 耐震設計
 (6) 免震・制振構造
 (7) 動く建築,等。
他に東京ドーム建設ビデオ,開閉式ドームプロジェクト,最近の設計プロジェクト等についてビデオ等を用いて学ぶ。下記予定は変更する可能性あり。
成績評価の方法:  授業中に計数回程度指名して質問する。出欠とそのときの回答等をもとに成績をつける。

授業名: 構造デザイン論
日 程: 平成19年4月10日(火)〜7月10日(火)
時 間: 18:55〜20:15
場 所: 東海大学富ヶ谷キャンパス 講義室

日 程
授業内容 ([]内はビデオタイトル)
着眼点
4月10日 懸垂線理論と不安定アーチ 組石造アーチの懸垂線理論
4月17日 構造物の崩壊と雪荷重 荷重と崩壊モード
4月24日  未 定  
5月1日 構造物の崩壊と地震荷重 荷重と崩壊モード,非構造材の安全性
5月8日 開閉式ドーム [トロントスカイドーム],[福岡ドーム] 自分で考えることの大切さ
5月15日 ワールドカップスタジアムの構造 片持ち梁・アーチ構造、閉鎖型ケーブル構造
5月22日 ワールド・トレードセンター崩壊 [ニュース番組]  チューブ構造
5月29日  張力構造の開発 [張力安定トラス] Maxwell の方程式
6月5日  張力構造の開発 [テンセグリティ構造] Maxwell の方程式
6月12日 免震構造,制振構造の歴史 [積層ゴムの性能][制振構造][ハイブリッドロッキングカラム][平板振り子] 対震構造の歴史
6月19日  未 定  
6月26日  空間構造概論 [石鹸膜のデモンストレーション]  空間構造の歴史としくみ,等張力曲面,最新事情
7月3日  新しいシェル構造  プレキャスト、繊維補強RC、形態解析
7月10日  動く建築 [展開構造物のモデル]  ダイナテクチャー



連絡先

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     川口研究室
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