2. 空間構造システムの開発
2-5. プレキャスト・プレストレストシェル構造の開発
シェル構造は鉄筋コンクリート構造の理想的な形態として1920年代から盛んに開発されたが,施工コストの低減化が難しいため近年では建設されることが少なくなった。
本研究では、既製のコンクリートパネルにポストテンションを加えることで力学的に一体化する方法に着目し、その形態のバリエーションを検討している。
本モデルは、全体が円錐形に傾斜していると同時に、一部、平面の曲率半径が反転している部分を持っている。
直径8m程度のプロトタイプモデル実験棟を建設した。